音楽配信サービスを少し見てみた話
JDA、気付いたら解散していた(しかもアレな理由)
上記はspotifyに興味をもち、初めて色々探っていて見つけた話だが、サービスに対する所感についてはやはり、「変なところが抜けていたり見つけられなかったり」という微妙な感じになる。
更に、Wikipediaソースのサービスの成り立ちやら、音楽家の収入面の話等を見てしまうと、やはり利便性で手放しに喜ぶのも少し違うらしい。
個人的に気になったのは、Derek Sherinian(というかPlanet X)やJordan Rudessの好きな旧作を見つけられなかったり、あと各種バンドの最新作が入っていないケースがいくつか目に付いた等、コンテンツ網羅に於ける問題点。Dark Moorの新作(といっても最近でもない)とかそういう。名義違い等の問題もあるかもしれない。
利用者が数万人程度のプロジェクトだと、何か事務所やら本人たちやらの対応も結構まばらになっているというイメージもあり、変に納得したりもする。そういう考察材料としても興味深い。
コンスタントに100~1000万単位で再生されるような人たちならば、そういった抜けもあまり目立たないのだが、そういうのだけが目的になってしまってはコスパが一気に落ちるので微妙。入手困難なものが無料・安価に利用できる、ゲームのアーカイブ様の形態が最も理想的なので。
というか、メガヒット級のもの、あるいは一定以上売れた旧作は、有り余る所為で市価が下がりがちなので、中古で単品買ったほうが良いことも多い。
結論として、やっぱり使わなくても良いかというところに落ち着く。どうせ不便を被るくらいならプレミアム契約前提でしか考えないし、価格やCD買う回数を考えると、自分でCD買ってリッピングしたほうが色々と都合が良いです。
ただし、作者単位のトップページに出てくる「人気の曲」に再生数と思しき数字が出てきたり、フォロワーや今月の利用者数などが表示されるのは、素直に面白かった。
例えば昔ワゴンで衝動買い(500円)したHeadrushとか、一作しか出してない単発プロジェクトだったからだが、数十人しか利用者が居ないという事実なんかも、改めて可視化されると面白い。それなり以上に有名な人たちが関わっていても、注目されず人気も出ない、記憶にも残らないとなるとそんなものなんだねえ。(そういえばHeadrushをiTunesで取り込んだら、フォルダがcompilationにされていたが何故なのだろうか)