ブログ風の何か

他愛もない話題専用

CD漁り

最近ずっと、PC用品やらゲームやらそっちのけで、昔海賊版やら動画サイトやらで済ませてしまっていたCDや、そのバンドやメンバーの別プロジェクト等をチマチマ集めている(メロディックorプログレorネオクラメタル中心)のだが、昔は半ばスルーしていたが最近聴いてみてハマった、みたいなのが結構あって楽しい。

注目度が低かったのか、何か世間の評判がイマイチ、もしくはそこまで聴き込んだ人が殆ど居ないみたいな扱いを受けているものもあったりして、作るほうも大変なんだろうなぁと考えてしまったりしている。

特に最近ハマっているのがArtension(オリジナルメンバー時)、Masterplan(初期)あたりなのだが、なんでArtensionのNew Discoveryは評価あんなに低いのだろうか?
最初は、昔聴いてYour VictoryばかりハマっていたSacred Pathwaysから入ったのだけど、1st(200円)が思いのほか良くびっくらこいて即座に手を広げ、Machine以外は全て聴いてみた(Machineもその内買う)。
Future Worldも好きだが、ジョンの手術でハイトーンが皆無、声質変わったという批判は分かる。だがしかし、New Discoveryには批判する要素があまり感じられないんだがなあ。

確かに最初聴いた時は「あれ?」と感じた部分もあるし、何となく焼き直し感も否定できず、流し聴きでスルーしかかったのだが、メロディや曲順が分かってきたら途端に癖になり始めた。メロディが、どちらかというと「深追い」してない感じなので、最初は少しアッサリに感じてしまったのかもしれない(これはMasterplanへの印象にも通ずる)。

いかにもなネオクラ的ナンバーが過去作にも引けを取らないほど散りばめられているし、New Discovery→Remember My Name、Symphonic Expedition→Endless Daysあたりの流れとか、ラストのStory Tellerのメロディだとか、かなり癖になる。個人的には、ぶっちぎりで最高傑作だと思うくらいに好きだ。Symphony XのParadise Lostで衝撃を受けた時の感覚に近い。

やはり、こういった主観が大部分を占めるコンテンツというものは、レビューを鵜呑みにするのも問題で、個々人が実際に触れてみないと分からないのだなぁと改めて感じる。まあ、こういう若干ニッチな音楽聴くような人にこういう問題は日常茶飯事だろうし、言うまでもないとは思うが。
そもそもレビューの絶対数が多くないので、名の通った人が流し聴きで ぞんざいなレビューをしてしまい、そのまま終わってしまう、みたいなことが多すぎる。



折角だからMasterplanにも触れるが、なんで1stの日本版は一番良い2曲をカットしてボーナスに入れ替えるなどという愚策を採用したのだろうか。思わず海外版も買ってしまったが、シングル曲だけあってEnlighten Meは(メロディ志向な曲じゃないが)良いし、本当にカットする意味が分からない。
最近では、好評だったらしいVision DivineのAngel Of Revenge(配信シングル)が、アルバムWhen All The Heroes Are Deadでは海外版のボーナスにしか入っていないという謎采配があったが、それと似ている。とはいえ、Enlighten Meは正式にラインナップされたものがカットされたので、更に謎である。

今は2nd Aeronauticsに激ハマり中。ヤバい。11曲中9曲にハマり、残り二曲も良い。
I'm Not AfraidとFalling Sparrowが特にヤバい。(語彙力低下)
先述のように「あまり深追いしてくれない」メロディだが、一か所だけキー下げて調号替えてきたり、一か所だけ深追いしてくれて終止がバッチリ収まったり、一か所だけエコー(繰り返し)入れたりと、同じメロディでもバリエーションがあり、ちゃんとツボを押さえてくれているので、把握できたらメロディの良さから抜け出せない。

元々は、これの後に参加したArtension・現Vision Divine等のドラマー、マイク・テラーナに興味があったのだが、初期二作が良すぎてそれも後回しである。(もちろんウリ・カッシュも良いんだけどね)

脳内世界旅行風

GeoGuessrが非常に楽しい

 GDQで以前からちょくちょく目にはしていたが、これが実際にプレイしてみると面白い。

 ただし、特に世界を見た経験も無く、地理にも疎いような人間には、ノーヒントで何でもありのWorld問題は難しすぎる。最初は縛りプレイしていたが、諦念より内容が雑になっていったので、検索やストリートビューなど基本的に制限なし、しかも今は、(始めてみたらゲームオーバーにならないので続けているだけだが)国名を当てるモードでやる分には程よい難易度で非常に楽しい。それでも具体的な場所まで特定しているが(楽しいから)。

 そんなレギュレーションでやっても、難易度は上下激しくブレるもので、5ポイントくらいしか撮影場所が連続していない飛び地、あまりに人口が少なく看板すら殆ど見かけない場所などは諦めかけることもある。
 しかし、言語の種類や電話番号、人通りの人種傾向、沿道の樹木の雰囲気、建物の様式、道の真っ直ぐさ、標識のフォーマット、看板、道の名前、撮影年次の傾向、社名だけでなくロゴなどを頼りに裏付けつつ正解に漕ぎつける、等など、「手段を見つけるゲーム」と捉えても十分に楽しい。
 (ちなみに、飛び地でも写真に写っている場所に撮影ポイントがあれば、絵的に指し示すような感じで飛べるみたいなので、詰みという訳ではなかったらしい。確認のためにブラウザ側のストリートビューを使っている時は、同じ場所でも一歩下がってから遠くをクリックしていたら移動できた)

 ただし、通りの名前(特に欧米)、沿道の樹木の雰囲気(特に南国)、道路の真っすぐさ(特に豪)あたりにピンときてしまうと、それが強くヒントとして働いてしまうことも多く、そういった場合、パッと見の「難しそう」という印象とは裏腹に難易度はかなり下がってしまう。一長一短というわけだが、それはそれで何分でクリアできるかという尺度もあるので、簡単だからといって楽しくないわけでも無い。

 現在PC版は5分フリーでプレイでき、それを超えると「回答が終わるまで」しかプレイを続けられない、そうなると新しいステージを始められないようになる、という仕組みになっている。が、次の待ち時間は15分であり、問題終了までにそれ以上の時間がかかると、問題が終わった時点で既に次のゲームを始められるようになっている。
 なので、プレイ状況次第では、無料でも止まることなく暫くプレイし続けることができることに、後から気付いたりした。多分またルール変わると思うけど。

 月350円らしいし、FAQによると

  • Can I use my Pro-subscription on Mobile and Desktop?
    • Yes! You can use the same login on the web or on the app.

 とのことで、PC版でも支払いはアプリでのキャリア払い等も可能だと思われる(iOS版の支払いメニューは確認した)。海外のみのクレジット払いのみとかだと色々アレだが、これでもっとハマるようなら検討しても良いのかもしれない。
 ひとしきりプレイしたら飽きそうな気もするが。

音楽配信サービスを少し見てみた話

JDA、気付いたら解散していた(しかもアレな理由)

 上記はspotifyに興味をもち、初めて色々探っていて見つけた話だが、サービスに対する所感についてはやはり、「変なところが抜けていたり見つけられなかったり」という微妙な感じになる。
 更に、Wikipediaソースのサービスの成り立ちやら、音楽家の収入面の話等を見てしまうと、やはり利便性で手放しに喜ぶのも少し違うらしい。

 個人的に気になったのは、Derek Sherinian(というかPlanet X)やJordan Rudessの好きな旧作を見つけられなかったり、あと各種バンドの最新作が入っていないケースがいくつか目に付いた等、コンテンツ網羅に於ける問題点。Dark Moorの新作(といっても最近でもない)とかそういう。名義違い等の問題もあるかもしれない。

 利用者が数万人程度のプロジェクトだと、何か事務所やら本人たちやらの対応も結構まばらになっているというイメージもあり、変に納得したりもする。そういう考察材料としても興味深い。
 コンスタントに100~1000万単位で再生されるような人たちならば、そういった抜けもあまり目立たないのだが、そういうのだけが目的になってしまってはコスパが一気に落ちるので微妙。入手困難なものが無料・安価に利用できる、ゲームのアーカイブ様の形態が最も理想的なので。
 というか、メガヒット級のもの、あるいは一定以上売れた旧作は、有り余る所為で市価が下がりがちなので、中古で単品買ったほうが良いことも多い。

 結論として、やっぱり使わなくても良いかというところに落ち着く。どうせ不便を被るくらいならプレミアム契約前提でしか考えないし、価格やCD買う回数を考えると、自分でCD買ってリッピングしたほうが色々と都合が良いです。
 ただし、作者単位のトップページに出てくる「人気の曲」に再生数と思しき数字が出てきたり、フォロワーや今月の利用者数などが表示されるのは、素直に面白かった。
 例えば昔ワゴンで衝動買い(500円)したHeadrushとか、一作しか出してない単発プロジェクトだったからだが、数十人しか利用者が居ないという事実なんかも、改めて可視化されると面白い。それなり以上に有名な人たちが関わっていても、注目されず人気も出ない、記憶にも残らないとなるとそんなものなんだねえ。(そういえばHeadrushをiTunesで取り込んだら、フォルダがcompilationにされていたが何故なのだろうか)